今まで感じてきた「生きづらさ」は発達障害だからだった

突然ですが、ある日自分が発達障害と言われたときにすぐに受け入れられることはできますか?

私は正直戸惑い、親に申し訳なさを感じ、だけど心の片隅で「やっと生きづらさの理由がわかった」という安堵した気持ちがありました。

30代後半で2度目のメンタルクリニックへの通院を開始。
1度目とは違うクリニックを探す。

きっかけは睡眠障害になったことから。
20代で経験した辛さをまた味わいたくない、親の介護で私まで倒れたら大変だ、という気持ちで病院へ行きました。

初診で「うつの症状が出ている」と、そう言われて20代の時は拒みがちだった「抗うつ剤」を使った治療が始まった。
拒んでいた理由は「気持ち悪くなるのが嫌」「太りやすいと聞くから嫌」「断薬が難しそうだから怖い」この3つが大きかったかなと。

けれども体が悲鳴あげているのに目をそらすことができなかったので、「うつ病になったのだ」と受け入れ、その生活に少し慣れ始めたころにちょっとした引っ掛かりが生まれる。

「なんかイメージしていたうつ病と違うんだよな」
という感覚。

世間で言われるような、たとえば「メンヘラ」や「自傷行為」をすることはない。

私に当てはまったのは
普通の生活を送ることが普通にできない。ことだった。
コミュニケーションも苦痛と感じるときがある。
ここに引っ掛かりがあった。うつの症状ではない気がして。

まずは自分で調べていくつかチェックしてみたら、発達障害との判定が出た。
主治医から言われたわけではないから、ここで確定はせず次回の診察時に話をした。
そしたらすぐにASD(自閉症スペクトラム症)とADHD(注意欠如多動症)の検査チェックシートを出してくれた。

そこで自分は発達障害と診断され、うつは2次障害として出ていると知った。パニック障害は3次なのかな?苦笑

休めば治るとか、そういう次元ではなく
自分のようなタイプは一生これと付き合っていかなければならない事実を突きつけられてしまった。薬を服用してうつが治ったとしても、発達障害を治せる薬はない。(私の場合)

通院し始めて数か月後に知ったことだった。
今までは「いつかうつの症状がなくなるといいな」と思いながら治療をしてきた。
これからは「うつとともに生きていかなければならない」ということを簡単に受け入れることができなかった。

薬を飲む生活が一生続くかもしれないと思うとしんどさしかない。
だけど心の疲労感は薬のおかげで緩和はされている。
何が正しい選択かは分からないけれど、1%でも2%でも楽になれているのなら私にとっては正解なのかなと思うことにしている。

自分が発達障害だと告白をすることは簡単にはできない。
日々の生活の中で関わる人には特に。
なのでこういう場で気持ちを吐き出すというのは必要なのだと感じています。

HANA

**Mauli Room**
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